2024.04.18 - 2024.04.24
でんぱ組.inc が2025年にエンディング(解散)を迎える。そのことについてのプロデューサーのもふくちゃんのポストが良く、そのことについて色々考えたりしていた。
「萌え」の時代から、「推し」の時代へ。「ストーリー」の時代から、「個」の時代へ。
自分達のことを敢えて「ストーリー」だと、そしてその終わりを「エンディング」だと表現すること
この辺りの文章に近年のアイドルカルチャーの変化が表現されていると思う。受動的な「萌え」や「ストーリー」ではなく、能動的な「推し」や「ナラティブ」といったことへの時代の移り変わり。当たり前だけど、どちらがいいとかそういう話ではないし、ある種、アイドルが「人々(オタク)を救う」という役目を終えたということなのかもしれない。その上で自身の役目としての「ストーリー性」とかけて「エンディング」と表現するワーディングは素晴らしすぎると思った。
あと、ちょっと思い出したのは、佐久間宣行の松本人志に対しての映画監督としての時代を読む力に対する発言。(今回の件だけからだと確実なことはいえないけど)もふくちゃんはこの能力に長けていると思ったし、アイドルのプロデューサーという職業に必要な能力なんだろうなと感じた。
最高のエンディングを迎えて欲しいなぁと思いながら、最後に、過去の自分を救ってくれた3曲を貼っとく。
by grandcolline
Blur の Coachella 2週目のライブ。YouTube 配信にて視聴。(すいません。上の YouTube は1週目の映像です。個人的主観では2週目はこれよりもっと感動的でした)
1週目では観客のイマイチの盛り上がりに対して、デーモンが不満を言ったことで少し炎上したようだが、2週目は自分が配信で見る限りはそんなこともなく会場もめちゃくちゃ盛り上がっていた。Girls & Boys や Song 2 はもはや鉄板で盛り上がるし、サマソニで観れなかった Out of Time もあったのが嬉しかった。その代わり、Coffice & TV や Parklife はなかったが。
そして何より、Tender があまりにも良すぎた。去年のサマソニでも、自分が1番感動したのが Tender だったが、Coachella ではこの曲がラストだった。「これが多分僕らの最後のライブだ」と言って始まった曲は、Coachella 開催地の先住民グループをコーラスに迎えながら展開されていき(このコーラスを迎え入れたことは、アメリカの歴史文脈を取り入れているのはもちろん、白人中流階級のひねくれポップとしてスタートし、その後様々な音楽性を取り入れていった Blur 自体のキャリアと結びつくものでもある)、最後に奇声をあげるように歌うデーモンは本当に本当に感動的で最高だった。いつも通り俯きながらコーラスを入れるグレアムと、デーモンを見て微笑みながらベースを弾くアレックスも最高。正直泣いた。これが本当に最後のライブかどうかは分からない(この世代のバンドの言うことは信用してない笑)が、最後に相応しいライブだったと思う。いや、嘘、まだもっと Blur 見たいわ。
by grandcolline

テレビ朝日「バラバラ大作戦」枠。4月からの新番組「マユリカとおねだりフルーツジッパー」の #3 「お兄ちゃんたちとまなふぃの誕生日を祝いたい!」。あまりに面白くて、何回か見直してしまった。
真中まな、通称まなふぃの誕生日のお祝い企画だが、そもそもマユリカの2人はまなふぃと初対面という謎企画。そんな中で無理やりプレゼントを用意したり、感謝の手紙を読んだりしていく。その様が、マユリカのキモさ(ちょっとだけ「うなげろりん!」の雰囲気)を感じるし、それだけじゃなくて、マユリカのボケに対するまなふぃの受け答えもちゃんと笑いに繋がってて、とにかく面白かった。
by grandcolline

哲学者、國分功一郎がメルマガで行っていた人生相談をまとめた本、「哲学の先生と人生の話をしよう」。「暇と退屈の倫理学」をいまだ積読してしまっている自分だが、こちらの本は読みやすいと hidelberq さんからお薦めしてもらったので読んでみた。
相談内容やその答えもさることながら、 國分先生の質問の行間を読む想像力がすごい。そんなことを考えながら読んでいたら、答えがあとがきに書いてあった。國分先生曰く、哲学者の文章を読む時は書いてあることだけを読むのではなく、文章全体を一つのまとまりとして眺め、そこを貫く法則を看破し、哲学者が考えていたが書いていないことまで辿り着かなければいけないらしい。そして、それは人生相談の相談文でも同じことが言えることに気づき、そうしたとのこと。なるほどと思った。哲学者ってすごいな...
by grandcolline

本郷の薬膳ラーメン屋「麺覇王」の「黒坦々麺」。昔よく行ってたお店に数年ぶりに行った。相変わらず最高の味。「薬膳たまご」も至高なので、追加注文忘れないように。
by grandcolline
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浦安在住のソフトウェアエンジニア兼ラッパー。90 年式。 HIP HOP、社会学、お笑い、ラジオ、エヴァが好き。
下北沢在住のソフトウェアエンジニア。91 年生まれ。 UK ロック、映画、アイドル、お笑いなどのコンテンツが好き。

93年の起爆屋、または起爆装置